第13回 小石杯

コロナウイルスの影響後、やっと道場内の小学生の組手大会を再開できました。5年間の中断に加え大きな変更がありましたが、おかげさまで無事に終えました。ありがとうございました。事前のルール説明に多くの保護者の方が参加され、期待感を感じました。防具をきれいに並べて片付けていただいた方、助かりました。大変ありがとうございました。また手伝わせてしまった模範組手の選手たちとその兄、本当にありがとう。

アンケートへもご協力いただきありがとうございました。回答率64%と、ずば抜けて過去最高でした。 

「親も子も手探りの初試合でしたが、緊張感を持ちながらやり終えた時に充実した気持ちになりました」

「子どもたちも真剣に向き合っていた」

「子どもたちが一生懸命戦っているところを見ることができ、成長を感じることができた。子ども自身が楽しめた」

「上級者と初級者の違いが見えて興味深かった」

「本人はまた試合に挑戦したいそうです」

「初めての参加でしたが、事前に保護者及び子の説明会やホームページでやり方など記載して頂いたこともあり、戸惑わずに参加できました。とても楽しかったです」

「子どもたち1人ひとりが懸命にやっている姿に胸が熱くなりました。大会に参加して良かったです」

「初めての緊張感の中、みんな集中していた」

「真剣に戦っている姿に感動しました」

といった感想をいただきました。喜んでいただき、開催した甲斐がありました。大会後、気持ちに変化が現れた道場生もいました。以下、ご意見に回答いたします

 

 

参加人数

「参加者が想像していたよりは少なかった」

というご意見をいただきました。参加者20人、参加率約56%でした。

最盛期は参加者43人、参加率74%でしたが、コロナウイルス影響で道場生が減ったままに加えて5年間の中断、ヘッドガードの購入や防具付けなど保護者の負担増で集まりにくいだろうと思っていました。もし10人も集まらなかったら中止するつもりでしたが、20人集まったおかげで何とか大会になりました。

次大会から少しずつ参加者が増えるだろうと期待しています。参加してどんなに楽しかったか、ぜひ他の保護者に吹聴して参加者増加に協力してください。

 

 

照明

「試合場は点灯しなかったのは、日差し等を避けるためでしょうか?若干試合が見にくかったです」

というご意見をいただきました。大変申し訳ありませんでした。

完全にミスで、片付けをはじめたときにやっと気付きました。次大会では点灯します。本当にすみませんでした。

 

 

進行

「保護者の緊張感もあり、サクサクと進行していた」

「保護者も迅速に協力し、滞りなく展開されてとても良かったです」

という感想をいただきました。

  

みなさんのご協力おけげで、大きな滞りなく進行できました。ありがとうございました。

 

 

防具付け

「防具を付けるのに時間がかかり、慌ただしかった」

という感想をいただきました。お手間おかけしました。

 

何でも初めてだとはスムーズにできませんが、けっして難しくないので次からは大丈夫だと思います。

 

「順番より早めに防具を装着される方がいらっしゃったので、バタバタしてしまうことがありました」

というご意見もございました。審判をしていて気づいかなかったので、聞けて本当に良かったです。

 

もちろん次大会では注意を促します。教えていただき大変ありがとうございました。 

 

 

観戦席の設営

「畳の出し入れのタイミングを事前にご案内いただければ、父兄主導でできるのではと思いました」

積極的なご意見、大変ありがとうございます。

 

観客席に使う畳にはサイズが異なるものがあり選別するため、また稽古納めで欠席者の席に勝手に座ってしまう方がいたため、こちらの主導で設営しました。次大会では再考します。

 

 

資料

「資料はプリントアウトして動きをイメージしたりする必要があるため、前日のもう少し早い時間にいただけると幸いです」

というご意見をいただきました。ちゃんと確認いただきありがとうございます。

  

了解いたしました。次大会は前日昼には送信するようにいたします。

 

 

試合結果

「採点結果がよく分かりませんでした。(聞き取れなかった部分もあります)後日教えて頂ければありがたいです」

というご意見をいただきました。聞き取りづらくてすみませんでした。

 

もちろんご説明いたしますので、遠慮なくお声かけください。

 

 

ルール

「ルールがわからないので知りたいと思いました」

という感想をいただきました。もっとお知りになりたいということでしたら、ご説明しますので遠慮なくお声かけください。

  

前大会までは開会式でルール説明を行っていましたが、今大会は事前に保護者も参加で子どもたちにルール説明を行ったので割愛しました。ホームページにあるルールは載せたままです。 

 

 

組手

「ふだんの稽古の感じでは試合など無理だと思っていたので、試合を見てビックリしました。ふだんの稽古では組手はしないとのことなので、こういう大会をもっと増やしてほしいです」

というご意見をいただきました。ふだんの稽古でも組手をすることはあります。

 

大会は年度に1回として次回は今秋にできたらとは考えています。ただ大会を増やすことは第11回 小石杯のアンケートにあるように困難です。また増やすと勝負偏重につながり子どもたちが息苦しくなりそうで、年度毎に1回が適度と考えます。

 

 

保護者へのフォロー

「親の段取りが当日の朝まで不安でした。今回経験したので次からは大丈夫ですが、防具の付け方やタイムキーパー、間違えないようにドキドキでした。初参加の保護者へのフォローがもう少しあるとありがたかったです」

というご意見をいただきました。お気持ちが聞けて良かったです。

 

期待にお応えできませんが、その緊張のおかげで良い大会になりました。ありがとうございました。

 

 

タイムキーパー

「自分の子どもの試合が見れなかったので、担当を1試合ずらして欲しい」

「自分の子どもの試合はタイムキーパーで、ゆっくり試合を見ることが出来なかった。親が一人で参加の場合は動画を撮ることが出来ないので、子どもの試合とタイムキーパーの順番をずれていればゆっくり観戦できる」

「自分の子どものタイムキーパーをしていると、観戦に集中できないのが少し残念(運営上難しいのは承知しています)」

というご意見をいただきました。お気持ち、分からなくはないです。

 

まず保護者1人で動画を撮りたいとしたら、三脚で撮影してもかまいません。模範組手では高校生が1人で時計係と太鼓係をやりながら動画撮影していました。

 

そしてぜひ知っていただきたいのは、どんな競技でも大会とは選手だけでなくコーチやセコンド、スタッフも慌ただしく、決してゆっくり観戦はできないのが当たり前ということです。みんなが選手と一緒に闘っているからです。だからどんな大会も素晴らしいのだと思います。ゆっくり見れるのは部外者のお客さんだけです。

 

もし時間の計り間違えなどで勝敗に影響があると、自身のお子さんの試合ならすまされても他の子の試合では揉めるかもしれないので、ずらしませんでした。

 

1試合後なら、保護者1人なら防具を保護者が外せなくなります。他の保護者が行うしたら女の子の防具を他の父親が外すなど異性間ではとても難しいですし、今後も視野に入れるとしたら感染防止からも難しいです。

 

1試合前なら、防具付け直後で、自身のお子さんの試合直前の合間で慌ただしくなりそうです。

 

何試合かずらすなら、さらに煩雑になってタイムキーパーを忘れることが多発しそうです。

 

こう考えると、ずらすとしたら1試合前がまだ現実的かと考えます。

 

さらにこちらの考えを述べます。2019 稽古納めのアンケートでも、保護者の撮影への配慮を求める意見がありましたが、小石杯も撮影会や、まして興行試合ではありません。保護者を満足させるために子どもたちに試合をさせたのでもありません。小石杯は子どもたちが本気を出す練習の場です。このため問題なく試合することだけが目的で、他のことはすべておまけです。

 

とはいえ何でも試してみないのと分からないので、折衷案で次大会は前半戦は1試合前に、後半戦は今大会と同じでタイムキーパーをやり比べて、またアンケートでご意見を募ってみます。もしもっといい方法があれば教えてください。

 

 

2試合

「2試合できて良かった」

という感想をいただきました。お気づきいただきありがとうございます。

 

試合数はそのまま経験値になります。誰が強いかを決めるトーナメントではないので、もし1試合目で負けても2試合できるのが小石杯の自慢できる点です。

 

 

他の子の試合

「講評を聞けてよかったです。そのお子さんの試合をもう一度見返したくなり、動画を全部撮ればよかったと後悔しました。特に、教えてないけど間合いの取り方がいいというお子さんはどなただったんだろー!気になります。後半戦の第一試合が個人的に好きでした!」

という感想をいただきました。他の子の試合もよく見てる方は、かなり楽しめている方です。

 

間合いの取り方が上手かった子は最終試合の白の選手です。またオープニングを重視していて、前半戦も後半戦も第1試合は期待できる組合せにしていますが、選手たちもそれに応えてくれました。

 

 

模範組手

「模範組手は子どもたちの戦い方の見本になり、とても良かった」

「ためになるので上級者の模範組手をもう少し見てみたいです」

「上級者の試合が見られたことも、今後のいい刺激となり良かったです」

という感想をいただきました。興味をもっていただきありがとうございます。

  

また機会があれば行います。もし対戦した2人を見かけたら、直接ほめてあげてください。

 

 

見方

「初めての試合参加でした。今までも保護者参観や稽古納めで何度か試合を拝見しましたが、不思議なんですが、自分の子が試合で戦っているのを見てガラリと見方が変わりました。それはきっと子どもも同じ、もしくはそれ以上だったんじゃないかと思います」

という感想をいただきました。なかなかいい感性をお持ちです。

  

気づいていただき良かったです。

 

 

保護者の手伝い

「今後も親を巻き込んで続けて頂きたい」

というご意見をいただきました。お気持ち、本当にありがとうございます。心強く嬉しいです。

  

「巻き込んで」も語感がいいですね。巻き込まれていただき、ありがとうございます。

 

 

 

 「手伝いますよ」と言ってくださる保護者の方もいらっしゃいますが、スタッフの確保が難しく、一部の保護者にだけ負担をかけること、やってもらうことが当たり前のように見てるだけの保護者がいることに抵抗があり、今大会からはスタッフをなくし、すべての保護者にお手伝いいただくように変更しました。

 

思ったほど批判はなく、むしろ参加意識が高くなって保護者の喜びが大きくなったようです。やっぱり何でも他人事じゃダメですね。保護者の方々の緊張がとてもいい大会に押し上げてくれました。 

 

最終試合の保護者同士が試合後に「ありがとうございました」と挨拶を交わしていました。とても気持ちのいい場面でした。格闘技では試合後に両陣営が挨拶することは当たり前にあります。共闘 ―― 子どもたちと保護者も一緒に闘った、とてもいい大会でした。